ねんきん定期便の表示はおかしいんじゃない?
2011年 05月 09日
生命保険の相談や今後40年間の家計をシミュレーションする「家計ドック」相談の
お客様には、『ねんきん定期便』を事前資料として送付していただいて、遺族年金
の計算や将来もらえる年金額の計算をしています。
このねんきん定期便を見ていつも思うのが、「インチキ臭い」というか、「正しいんだけど
正しくない」。もう少し正確に言うと、「正しいけれども、実態に即していない」ということです。
具体的に、ねんきん定期便に書かれている内容を仮の数字で書きますと、
40歳男性の場合
2(2)
これまでの加入実績に応じた老齢年金額 1,010,000円
上記の年金額を、仮に20年間受給した場合の合計額は 20,200,000円
(参考)
これまでの保険料納付額(累計額) 7,500,000円
これを見ると、22歳から40歳まで18年間働いて年金保険料を今までに、750万円払った。
その分で65歳から85歳まで年金をもらうと、2020万円になる。
⇒“2.69倍になって自分の世代は得だ!”と勘違いをしてしまいます。
しかし、厚生労働省の発表している平成21年簡易生命表によると、40歳の男性の
平均余命は40.49年ですので、平均すると80.5歳までしか受取れません。
また、年金保険料は個人と会社が折半して納めていますので、会社が福利厚生費として
払った年金保険料を含めると、これまでの保険料納付額は1500万円になります。
この数字を使用して、ねんきん定期便に書かれた内容を訂正すると、
上記の年金額を、仮に15.5年間受給した場合の合計額は 15,655,000円
これまでの保険料納付額(累計額) 15,000,000円
となり、実態に即した数字で計算をすると、1.04倍になります。
数字のマジックです!!
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生命保険・住宅購入・住宅ローン・家計の見直しの有料での相談は、家計の見直し相談センターへ(愛知県・名古屋市・岐阜県・三重県エリア)
お客様には、『ねんきん定期便』を事前資料として送付していただいて、遺族年金
の計算や将来もらえる年金額の計算をしています。
このねんきん定期便を見ていつも思うのが、「インチキ臭い」というか、「正しいんだけど
正しくない」。もう少し正確に言うと、「正しいけれども、実態に即していない」ということです。
具体的に、ねんきん定期便に書かれている内容を仮の数字で書きますと、
40歳男性の場合
2(2)
これまでの加入実績に応じた老齢年金額 1,010,000円
上記の年金額を、仮に20年間受給した場合の合計額は 20,200,000円
(参考)
これまでの保険料納付額(累計額) 7,500,000円
これを見ると、22歳から40歳まで18年間働いて年金保険料を今までに、750万円払った。
その分で65歳から85歳まで年金をもらうと、2020万円になる。
⇒“2.69倍になって自分の世代は得だ!”と勘違いをしてしまいます。
しかし、厚生労働省の発表している平成21年簡易生命表によると、40歳の男性の
平均余命は40.49年ですので、平均すると80.5歳までしか受取れません。
また、年金保険料は個人と会社が折半して納めていますので、会社が福利厚生費として
払った年金保険料を含めると、これまでの保険料納付額は1500万円になります。
この数字を使用して、ねんきん定期便に書かれた内容を訂正すると、
上記の年金額を、仮に15.5年間受給した場合の合計額は 15,655,000円
これまでの保険料納付額(累計額) 15,000,000円
となり、実態に即した数字で計算をすると、1.04倍になります。
数字のマジックです!!
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by seikatsu4
| 2011-05-09 12:35
| ファイナンシャルプランニング